ALTDEUS
:Beyond Chronos PROLOGUE
【この光景は、夢じゃない ──】
2080年。
人類は突如出現した超巨大生物メテオラによって
地下へ救いを求めた。
半径2キロの地下都市
A.T(Augmented Tokyo)が
人類最後の砦となっている。
ARが普及した街は、
世界が滅ぶ以前を彷彿とさせるほど美しい。
ただし、ひとたびシステムがダウンすると
そこには何も存在していない。
ただの白い壁、
質素な服を着た人々がそこにいるだけ。
誰かが呼んだ
「こんなものは薄皮一枚の復興」だ、と。
ALTDEUS: Beyond Chronos INTRODUCTION
2280年。
メテオラに対抗する組織
プロメテオスに属するクロエは、
人型都市防衛兵器マキアを操り、
厳しい戦線を戦友たちと生き抜いてきた。
地下都市をメテオラから守護し、
いつか地上世界を取り戻すため――。
そんな本来の目的とは乖離した意思で、
クロエは今日も引き金を引く。
全ては“親友だった”コーコのため。
消えることない復讐の碧い炎。
あの時、あの瞬間の
選択と決断がクロエの心を焦がす。
そして、運命の歯車は
急速に音を立てて廻りはじめる。
コーコの姿をしたメテオラの襲来。
そう、これがクロエの<現実>なのだ。